学会レポート

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The 12th ESLO Congress in ATHENS(Greece)30th June - 3rd July 2016 報告(Update:2016.10.01)

第12回ESLO-Congress開催のお知らせ

2016年6月30日(木)から 7月7日(日)まで、ギリシャ・アテネの Megaron-Athens Concert Hall にて、第12回 ESLO(European Society of Lingual Orthodontics) - Congres(s ヨーロッパ舌側矯正歯科学会大会)が開催されました。本大会は「The Evidence Base in Lingual Orthodontics ― Modern Clinical Aspects ―」をテーマに、Dr. Takis Kanarelis ESLO President が大会長を務められ、成功裡に閉幕しました。

2年前の告知ではギリシャ・ロードス島で開催され る予定でしたが、諸般の事情によりいつの間にかアテネ開催となりました。

日本からは、開催国ギリシャに次ぐ多くの参加者がありました。参加者は、学会参加とともに、観光名所 であるアクロポリス神殿、サントリーニ島、ミコノス島を巡り、思い思いのツアーを楽しんでいました。

大会前日は、Pre-congress course が 1コース開催さ れました。

大会当日には下記のように日本から多くのドクター発表があり、学会を盛り立てていました。

1日

日本の先生方と

  • ・小森 成先生
    「Controlled lingual orthodontics with KommonBase」
  • ・布川隆三先生
    「An evolutional approach to lingual treatment of various types of malocclusions using Ortho Anchor」
  • ・斉宮康寛先生
    「Biomechanics of New TADs Based System Consolidating into a Superstructure」
  • ・広瀬圭三先生
    「New protocol for extraction case about tooth axis controlled by Incognito System based on Japanese cases」
  • ・杉山晶二先生
    「New protocol for extraction case about molar horizontal and vertical control by Incognito System based on Japanese cases」

2日

懇親会会場にて

  • ・廣 俊明先生
    「Introduction of the cases submitted for the renewal of Japan Orthodontic Board」
  • ・椿 丈二先生(JLOA 会長)
    「Analysis of differences between analog and digital setups with over-torque for the maxillary incisors and their limits」
  • ・東海林貴大先生、富樫一雄先生
    「Introduction to the new lingual orthodontic treatment of three-dimension digital setup」
  • ・竹元京人先生
    「ALIAS lingual straight wire system」
  • ・松野 功先生
    「The current topics digital lingual system“HARMONY”」

3日

講演風景 熱心に聞き入る参加者

  • ・居波 徹先生
    「ClassIII approach of Japanese case, it’s Diagnosis and Treatment.」

今回から、Parallel Session として技工士別枠の 1st Dental Technician Meeting が行われ、日本からも技工士発表がありました。

  • ・稲垣達朗先生(オーソプラネッツ) 「Lingual set-up we apply on cases for occlusal plane」

日本からのポスター発表は以下の通りです。

  • ・酒井 愛先生、東海林貴大先生 「The Role Dental Hygienists in digitalized Orthodontic Treatment at Shibuya」

大会期間中はCongress Eventsとして、Welcome Cocktail、President’s Night、Gala Dinner のパーティー が開催されたり、小森 成先生による Workshop、初 の ESLO Morning Run も開催されました。大会長の人 柄を感じさせる、内容の充実した学会、イベントとなっていました。

その中で、日本人のベストプレゼンテーションは 廣 俊明先生、布川隆三先生が受賞されました。

また、ESLO Active メンバーは数名が合格し、その 中で、浅井孔明先生がベストスコアーの症例として 選ばれるなど、日本の先生方のレベルの高さを再確認する素晴らしい大会でした。

次回、第13回ESLO は 2018年にポルトガル・リス ボンにて開催予定です。

(重枝 徹 記)

JLOA&KALO 大会報告(Update:2015.02.18)

2014年11月23日、24日の両日にわたり、“The 2nd Joint Meeting of JLOA and KALO in NAGOYA”が愛知県名古屋市WINCあいちにて開催された。日韓の舌側矯正歯科学会での共催では第2回となる学会大会で、大会長は、日本舌側矯正歯科学会会長の佐奈正敏先生と、大韓舌側矯正歯科学会会長のBum-Yeon Koh先生が務められた。海外からの100名を超える参加者を含め600名を超える参加者、大会前日に開催されたプレコングレスコースも全コース満席となり、日韓における舌側矯正への関心の高さが感じられた大会であった。

“Paradigm shift in Lingual Orthodontics”テーマのもと、Opening ceremonyに引き続きHee-Moon Kyung先生、後藤滋巳先生による基調講演を頂いた。2日間の会期中には、日韓23名のspecial speakerによる講演、コデンタルを含め16演題のOral Presentation、14演題のPoster Presentation、41症例のCase Presentation、10社の企業Presentationの発表があった。多岐にわたるカテゴリーでの発表が行われたが、いずれも非常に興味深く、アジアの舌側矯正のレベルの高さを実感する発表であった。また、コデンタル部門の盛況も矯正歯科外来での舌側矯正治療におけるコデンタルの重要性をあらためて実感するものであった。

大会前日のプレコングレスでは、宮澤健先生、佐奈先生による「正中口蓋部へのアンカースクリューとAGPBを用いた効果的なバーティカルコントロール法の実際(ハンズオンセミナー)」、布川隆三先生、松野功先生による「最難関な WBLO( World Board of Lingual Orthodontists )試験に合格するための方法」、Yeon Bum Choi先生による「Straight lingual bracket (CLB)」Ryoon-Ki Hong先生、Jung-Min Heo先生による「The Anboini System: Multi-slotted Lingual Bracket and Lingual Straight Archwire」の4コースが11月22日に開催された。本大会とは対照的な小会場での講習は、講師の先生と受講生とのコミュニケーションが豊富で、終始和やかな、受講生にとっても意義深いプレコングレスになったものと感じられた。 中日に行われたGala Dinnerも多数の参加者をいただいて非常に盛況であった。佐奈正敏会長、Bum-Yeon Koh会長への感謝状の贈呈なでどのほか、アトラクションとしてマグロ解体ショーもおこなわれ、こちらは韓国からの先生方にかなり楽しんでいただけた様子であった。

舌側矯正においても多くの共通点を持つと思われるアジアにおいて、より様々な情報を共有する機会として非常に有意義であったと感じられた学会大会であった。(宮崎芳和 記)

次回の日韓共催は2016年 韓国で開催予定です。

WSLO報告2013(Update:2013.08.13)

2013年7月4日(木)から6日(土)にわたり第5回WSLO(世界舌側矯正歯科学会)がフランス・パリのCNITにて行われた。会長はGiuseppe Scuzzo先生が、大会長はJLOAの講習会でも長らくお世話下さったDidier Fillion先生が務められた。 世界中から600名ほどの参加者が集まり、日本からも100名の先生が参加され大変華やかな会となった。

“Welcome to the Future”のテーマのもと、

  • 3D orthodontic Diagnosis
  • New Technology “Digital approach”
  • Fundamentals of Lingual technique
  • Treatment mechanics
  • Lingual Mechanics with Micro-Implants
  • Finishing
  • Research
  • Tricks3D

等のトピックで多くの先生方の発表があった。

初日のOpening ceremonyの後、布川隆三先生からDidier FILLION先生の講演まで充実した発表があった。
日本からは多くのInvited Speakersの発表があった。

  • 布川隆三先生”A new lingual digital approach with clearly definined goals: Effective use of absolute anchorage,incisor display concept,and occlusion criteria.”
  • 居波徹先生” Improvement of my lingual practice.”
  • 竹元京人先生”Square slot for lingual straight wire method.”
  • 佐奈正敏先生”A comparative study concerning treatment results of lingual and labial orthodontics.”
  • 廣俊明先生”Doctor, why do you pull may teeth out?”
  • 下田哲也先生”The new idea of Brackets & Tubes with usinf Floating jigs.”
  • 斉宮康寛先生”The I-Station, Mini-screw anchorage.”

その他にも椿丈二先生、梅木伸一先生、片岡彩乃先生、小森成先生、松野功先生、多くの日本の先生方の発表もあり、世界的にも日本の舌側矯正のレベルの高さを実感した。

新しい技術、装置、診断を取り入れながらも基本的なメカニックの重要性を改めて実感する有意義な学会であった。

中日に行われたGala Dinnerはエリゼ宮の隣の“Cercle de l’Union Interallie”で行われた。会員制のプライベートクラブとのこと、中庭でのカクテルパーティーから、ディナーまで、優雅な時間を堪能した。フィリオン先生はじめ実行委員の先生方に感謝!

また、布川隆三会長のもとWBLO(WORLD BOARD LINGUAL ORTHODONTISTS)の審査では、3名審査の中1名だけJLOAの松野功先生が合格された。(山片重徳 記)

次回は2015年 韓国で開催予定です。

KALO&JLOAジョイントミーティング(Update:2012.07.14)

ジョイントミーティング開会式

去る4月7日(土)〜8日(日)、韓国、ソウルのSt. Mary's hospital・St.Mary's hallにて、初のKALO&JLOAジョイントミーティングが開催された。

KALO(Korean Association of Lingual orthodontists=韓国舌側矯正歯科学会)は韓国におけるlingual orthodontistsの学会として2008年に発足。5回目の学術大会を記念して、初めての試みとしてJLOA(Japan Lingual Orthodontic Association=日本舌側矯正歯科学会)と合同で学術交流を展開した。会場はSt. Mary's hospitalに併設されており、とても格式高い病院での開催であった。日本から約100名、韓国から200名を超す先生やコデンタルの参加があり、合計で38の講演が行われた。

St. Mary's hallの前にて、なごやかに

ミーティングはDr.Fillionの「The digital lingual straight wire system , advantages and clinical applications」から始まりDr.Young-Chel Parkの「The lever arm mechanics in lingual orthodontics」、Prof.Young-Guk Park「Customized lingual appliance, why and how?」の招待講演があった。

日本からは特別講師として松野功先生が「what are the clinical differences between conventional ligature and self ligation treatment?」、布川隆三先生 が「 Effective lingual orthodontic treatment of borderline skeletal classIIand classIII cases using microscrews as absolute anchorage」、佐奈正敏先生が「A comparative study concerning treatment results of lingual and labial orthodontics」、重枝徹先生が 「New approach for using two midpalatal miniscrews in lingual orthodontic treatment」、竹元京人先生が 「Superiority of the square slot and the square wire(.018×.018) in lingual straight wire method」と題して、それぞれ講演された。一般口演では、日本から名取晶子先生、小森成先生、下田哲也先生、酒井昭行先生、吉田哲也先生、山片重徳先生、相澤一郎先生、椿丈二先生、中川学先生、中島健先生、小谷田仁先生の11人の先生方による講演があり、いずれも有意義な内容であった。

パネル発表の様子

スタッフプレゼンテーションも大変充実しており、日本からは内田友紀先生、松澤知佳先生、河田和佳子先生、松下千晃先生の5人の先生方による講演があり、韓国語でのスピーチなど、韓国のスタッフも興味をもつような内容であり、参加者は真剣に聴講していた。

さらに、ポスター発表には日本から4題(義澤裕二先生・吉田哲也先生、太田晴子先生、西田吾朗先生、飯田賀代先生)が展示された。

Galaパーティーでの韓国伝統楽器による演奏

Galaパーティーでは、カヤグム・テグム・ヘグムなどの韓国伝統楽器による演奏もあり、楽しい時間を過ごした。母国語による同時通訳、商社展示、症例展示、ポスター展示、会場満員のGalaパーティーと、韓国、日本の絆も深めることができ、すべて大盛況で終わった。韓国のインプラントアンカーのバリエーションの多さに驚くことが多かったが、次大会には今よりも進化したlingual orthodontic meetingになるように思われる。

第4回WSLO報告(Update:2011.04.19)

2011年4月2日〜4日(2日プレコングレス、本大会3・4日)大阪にて、第4回世界舌側矯正歯科学会(4th World Society of Lingual Orthodontic Congress)が、大会長 居波 徹先生、世界舌側矯正歯科学会会長 竹元 京人先生、日本舌側矯正歯科学会会長 布川 隆三先生のもと、日本舌側矯正歯科学会(JLOA)に協賛していただき行われた。東日本大震災や原発問題があったが世界各国から著名なLingual Orthodontistが集まり、国内・国外合わせて800名以上の参加者により盛会に執り行われた。

本大会のメインテーマは「オリエントからのメッセージ」とし、舌側矯正治療におけるバイオメカニクス、マイクロスクリューを固定源にした治療、多科連携による治療、3Dイメージシステム、技工におけるシステムと技術などのご講演、症例展示や学術展示などが行われた。

特別講演は、愛知学院大学 歯学部 歯科矯正学講座 主任教授 後藤滋巳先生 「Orthodontic application of unique indirect laminate veneer with buccal bracket system for prevention of caries and white spots」、韓国キョンヒ大学 歯学部 歯科矯正学講座 主任教授Park, Young-Guk先生「An overview of current knowledge in regard to receive enhanced alveolar remodeling」、 基調講演は、Dr. Didier Fillion、Dr. Giuseppe Scuzzo、Dr. Pablo Echarri、教育講演は本多正明先生「Importance of orthodontic treatment in clinical dentistry」、池田正人先生「Usefulness of neuromuscular position in clinical dentistry」、飯田正人先生「Periodontal Considerations with Orthodontic Treatment by an Interdisciplinary Team Approach」に、ご講演いただいた。また、一般口演は国内・国外多数の先生にご講演いただいた。症例展示には 今回WSLOアクティブメンバー試験に合格された国内外のドクターの症例が展示された。 また、今回はじめて行われたWORLD BOARD OF LINGUAL ORTHODONTISTS(Ryuzo Fukawa, President of WBLO)の審査に見事合格された4名のドクターの症例が展示された。JLOAからは佐奈正敏先生、下田哲也先生が合格された。

コデンタルセッションでも充実した内容の講演が行われ、100名以上の衛生士さんやスタッフが参加され大いに盛り上がった。

4月3日の夜には東日本大震災チャリティーディナーが大阪歯科大学歯科矯正学講座前教授 川本達雄先生のご挨拶、大阪歯科大学歯科矯正学教室教授の松本尚之先生が乾杯のご挨拶で行われた。当日のチャリティー募金もおかげさまで多くの義援金が集められた。また海外のLingual Societyからも義援金をいただき、世界中の皆さんの絆が感じられ、心温まるチャリティーディナーであった。皆様、ありがとうございます。

世界中のLingual Orthodontistが一同に集まり熱気に包まれた2日間の本大会はあっという間に時間が過ぎ、無事、第4回世界舌側矯正歯科学会(4th World Society of Lingual Orthodontic Congress)が終了した。次回の本大会は2013年にフランス パリで開催予定である。

今回参加された先生方や関係者の皆様、古谷先生・中島先生をはじめ実行委員の皆様、そして演者の先生方、大変お疲れさまでした。

浅井 拓(JLOA編集)


第22回学術大会報告(Update:2010.04.25)

日本舌側矯正歯科学会(JLOA)第22回学術大会が2010年3月21日(祝)に大阪市北区の大阪リーガロイヤルNCB2階「松の間」にて開催された。 学術大会当日は悪天候の中、約150名の先生のご参加をいただき、舌側矯正に対する大きな関心をうかがわせた。

初めに布川 隆三JLOA会長が開会の挨拶をされ、第22回学術大会が始まった。

午前最初の発表は小森 成先生が「Kommon Baseに最適化した材料の評価」、下田 哲也先生が「リンガル矯正における改良型ジグの考案」の演題で講演され、座長を上野 拓郎先生が務められた。

次に、L.Lombardo先生が「Wire load-deflection characteristics relative to different types of brackets」の演題で講演され、座長を橋場 千織先生が務められた。コーヒーブレイクの後、本田 正明先生とYoung Hoon Yun先生が特別講演として「A new paradigm in orthodontic treatment 矯正治療における新しいパラダイム:治療咬合に基づいた矯正治療」の演題で講演され、座長を布川 隆三先生が務められた。

午後からは中島 健先生の司会で、JLOA総会が行われ、吉田 哲也先生よりご報告があった。その後、島本 和則先生が特別講演として「My history of 50years as an orthodontist(Two Stage System) 矯正道を歩んで50年」の演題で講演され、座長を松野 功先生が務められた。 最後に竹元 京人先生とGiuseppe Scuzzo先生が「My Lingual Straight Wire Method Part 1,Part 2」の演題で講演され、座長を重枝 徹先生が務められた。

最後の質疑応答では、座長を廣 俊明先生が務められ、会場からの質問もあり、活発な意見交換がなされた。

閉会の挨拶を重枝 徹先生がされ、無事に日本舌側矯正歯科学会(JLOA)第22回学術大会が終了した。これからの舌側矯正の新たな方向性を示す、大変実りある内容で、充実した一日であった。

今回参加された先生方や関係者の皆様、そして演者の先生方、大変お疲れさまでした。

名取 晶子(JLOA編集)


台湾リンガルフォーラム参加レポート(Update:2010.01.06)

2009.12.10〜12に台湾-高雄にて「台湾第一回リンガルフォーラム」が開催され、日本からJLOA会長の布川先生をはじめ、竹元先生、松野先生が招待され、講演をおこなってきました。

台湾ではまだ正式なリンガルの学会ができていない状態ですが、台湾矯正歯科学会がBack upをして設立の方向に向かっているようです。

講演会場では若い矯正の先生を中心に160名くらいの先生が熱心に聴講され、色々な質問を受けました。台湾でも、こんご見えない矯正法ーリンガル矯正のニーズが増えていくと思われます。今後、アジアの中で韓国をはじめとする他の国々と共にリンガル矯正のレベルアップを図り、リンガル治療を矯正治療の中でのグローバルスタンダードにしてきたいと思います。

フィリオンコース&シンポジウムレポート(Update:2009.12.24)

フィリオンコース

フィリオンコース全体写真

2009年11月1、2日に都市センターホテルにてフィリオンコースが開催されました。

今回も全国から多数の先生方の出席があり、リンガル矯正のメカニズムの講義・ワイヤーベンディングそして最新のリンガル矯正システムの紹介と充実した二日間となりました。

※2010年のフィリオンコースは11月に関西で開催予定です。

JLOA国際シンポジウムベーシックコース

シンポジウムの様子

翌3日にはJLOA国際シンポジウムベーシックコースが開催されフランスからDr.Didier Fillion、Dr.Germain Becker、韓国からDr.Ryoon-ki Hong、日本から居波徹先生、廣俊明先生、重枝徹先生方が講演をおこないました。これからリンガル矯正を始める先生のみならず、大変有意義なテーマでの講演会となりました。その後は講演者によるシンポジウムが行なわれ、会場からの多数の質問にコメントをいただき、リンガル矯正とラビアル矯正のメカニズムをはじめ治療の相違点など理解を深める事ができました。

※次回JLOAの学術会は2010年3月21日に大阪で開催されます。

第3回 WSLO学術大会参加レポート(Update:2009.04.12)

会場の外観

竹元京人大会長の下、ニューヨークで行われた第1回WSLO(World Society of Lingual Orthodontics)、Hee-Moon Kyung大会長の下、ソウルで行われた第2回WSLOに続き、Pablo Echarri大会長の下、アルゼンチンのブエノスアイレスにて、第3回WSLOが2009年3月4日にプレコース、5〜7日に学術大会の日程で開催された。

今大会は、川沿いの景色が素晴らしいロケーションに立地したHilton Hotelでの開催であった。大会には世界各地から約360名が集い、日本からは25名が参加した。

会場内

大会では、84題もの口演があり日本人では重枝徹先生が「Where is the best place,mid-palatal or palatal slope or both?」、小森成先生が「Precise and easy direct bonding of lingual orthodontic brackets」、中島健先生が「Cases treated with fukawa-style frictionless mechanics (FFM)」、中川学先生が「<Evolution> bracket:Characteristics and case reports」、居波徹先生が「Clinical considerations for the establishment of facial balance and harmony in lingual orthodontics」、橋場千織先生が「Incisal embrasure and incisal edge:Their efficacy of the esthetic appearance of maxillary anterior teeth」の演題で口演し、竹元京人先生(当時WSLO会長)が「New lingual straight wire method-1」、松野功先生(当時JLOA会長)が「Surgical orthodontic treatment in lingual orthodontics」、布川隆三先生(現JLOA会長)が「Lingual orthodontic treatment with mini-screws and frictionless mechanics-in search of longevity through restoration of both function and esthetics」、宇津照久先生が「Use of SAS and micro-implants in my orthodontic practice:Their advantages and disadvantages」の演題で口演し座長も務めた。その他、ポスター展示8題、症例展示2題と7題のRoundtable discussionなど活発な内容であった。

また、3症例の舌側からの治療例を提出し、審査に合格することによってActive menberとして認定される制度があり、17名の先生が合格され、その内4名の先生が日本人であった。

アルゼンチンタンゴのショー

アルゼンチン名物の肉料理店

6日の夜にはFriendship Dinnerが約200人規模で開催された。食事後、今大会のテーマでもあるアルゼンチンタンゴのショーを満喫した。

次回の第4回WSLOは総会にて日本の大阪で開催が決定した。元JLOA会長の居波徹大会長の下、2011年4月2日にプレコングレスコースがリーガロイヤルホテルにて、3〜4日の学術大会は大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催予定である。

(文責 大塚重雄)


第21回 JLOA総会レポート(Update:2009.04.12)

3月20日 都市センターにてJLOA総会が200名を越える出席者のもと盛会に行われた。

今回の特別講演

  • Paik Cheol-Ho先生(韓国)
    「How to cope with tough cases」
  • 丸茂 義二先生(日本歯科大学)
    「咬合と機能・機能と咬合」

教育講演

  • 竹元 京人先生(E-Line矯正歯科)
    「リンガルストレート法について」

会員発表

  • 椿 丈二先生(ティースアート矯正歯科)
    「上顎側切歯が矮小歯の症例への異なったアプローチについて」
  • 相澤 一郎(ソフィア歯列矯正歯科)
    「舌側矯正による過蓋咬合の治療」
  • 古谷 直樹(古谷矯正歯科)
    「Cases treated with asymmetric extraction using lingual appliances」
  • 上野 拓郎(E-Line矯正歯科・北海道)
    「日本におけるリンガル矯正に関する実態調査-JLOA会員に対するアンケート結果より-」
  • 中川 学(ティースビューティー矯正歯科)
    「Evolution Bracketを用いた治験例の報告-そのadvantageとdisadvantage-」
  • 深沢 真一(銀座矯正歯科)
    「舌側からの矯正装置の開発」
  • アクティブメンバー合格者症例展示(2008年度合格)
    和島 武広先生・塩田 敦子先生・名取 晶子先生・黒田 康子先生・吉田 哲也先生
  • 一般症例展示
    野久保 浩美先生・篠崎 圭太先生

と内容の充実した一日となった。
総会最後に、松野 功先生からバトンタッチした新JLOA会長の布川 隆三先生の挨拶で閉められた。

第8回ESLO(ヨーロッパ舌側矯正学会)報告(Update:2008.07.06)

第8回ヨーロッパ舌側矯正学会が、さる7/3〜6にフランスはカンヌにて Alain DECKER 先生大会長のもとおこなわれた。(http://eslo2008.com/

日本からは、JLOAメンバーだけではなく、日本各地から多くの先生方の参加もあり、講演、ポスター展示や認定医申請の為の症例報告がありました。日本人ドクターは皆さん認定試験をクリアーされ、日本におけるリンガル矯正のクオリティーの高さを確認することができました。

プレコース、大会プログラムとも内容が充実しており、最先端のリンガル矯正の知識とテクニックを学ぶことができる充実した4日間となりました。

次回第9回ESLOは2010年にイギリスで開催される予定です。

WSLO学術大会参加レポート

第2回 WSLO(world society of lingual orthodontic)参加報告

2007.7.14〜15に韓国ソウルにて第2回世界舌側矯正学会が行われ、大会長は、Hee -Moon KYUNG先生で、世界各国から600名近い参加者があった。

日程も日本の連休と重なり、多くの日本人ドクターの参加があり、盛会に行われた。大会内容は、最新のリンガル矯正について、装置、メカニクスと盛りだくさんで、日本人ドクターの講演では、Opening lectureで竹元京人先生(STb light lingualsystem)、藤田欣也先生(working on for The Last 40 Years as Orthodontics withboth Esthetics andHygiene)。

口演で、小谷田先生、居波先生、広先生、布川先生、酒井先生、鶴田先生、小平先生、久保田先生と日本でも第一線のリンガル矯正医の発表があった。 closinglectureでは本会会長の松野功先生がJLOA代表として、(Important keys of lingual orthodontictreatment-hybrid Core,Speech disorder and Tongu pain-)の演題で講演をおこなった。

また、wsloのアクティブメンバーになる為の症例展示でも、多数の日本人ドクターが提出し、全員合格した。

閉会式では、竹元先生のWSLO新会長と、居波先生の事務局長就任の発表,2008年7月に開催されるESLO(フランス、カンヌ)の紹介で幕を閉じた。 閉会式後は会場を移してGALA DINNERが行われ、世界各国のlingual orthodontistと親睦を深めることもでき、大変有意義な大会となった。

第3回WSLOは、2009,3月に前ESLO会長のパブロ先生(スペイン)が大会長となり、南米アルゼンチンでの開催が決定している。

第1回 WSLO(world society of lingual orthodontic)参加報告

2006年3月2日(木)のプレ・コースから3(金)、4日(土)の学術大会と米国・ニューヨークにて、 WSLO(World Society Of Lingual Orthodontics)が開催された。今回は設立第1回目の記念すべき大会で、世界のLingualOrthodontistsが一同に介する盛会となった。また、ALOA(American Lingual Orthodontic Association)とのジョイント・ミーティングとして第1回大会は行われた。この大会はNYのセントラルパーク横にできたHome of Jazz at Lincoln Center(ホーム・オブ・ジャズ・アット・リンカーンセンター)内のジャズホール2会場を借り切って行われ、全体で約600名が参加し、うち約160 名が日本からの参加者であった。

学会の会長はJLOA(日本舌側矯正歯科学会)主催のコースをしていただいている、フランスのフィリオン先生(Dr.Didier Fillion)、また大会長はJLOA理事でもある、日本の竹元京人先生という世界の舌側矯正をリードする先生方が務められた。最低気温マイナス10℃ という極寒のNYながら、会場では早朝から活発な発表が行われ、熱い3日間となった。多くの発表がなされ、日本からも17名の口演、7題の学術展示、38 名の症例展示が行われた。

日本からの先生方の症例はどれもすばらしく、特にWSLOの認定医になるための症例審査では、日本の先生方は全員が審査を通過し、さらに5名の先生方がエクセレントとして選ばれた。この5名の先生方はすべて日本の矯正歯科医であり、相澤一郎先生、犬童寛治先生、酒井昭行先生、野間秀郎先生、玉川幸二先生が閉会式の壇上にて拍手による祝福を受けた。

会場にふさわしく、2日のウエルカム・パーティも3日に行われたカクテル・パーティーもセントラルパークとマンハッタンの夜景をバックにプロのジャズ・ミュージシャン達によるライブが行われ、ニューヨークの夜を堪能することができた。

記:JLOA(日本舌側矯正歯科学会) 広報担当理事 椿 丈二

ESLO大会参加報告

7th EUROPE SOCIETY OF LINGUALORTHODONTICS (ESLO)が7月15日〜18日の三日間イタリアのベニスでDr.Stefano Velo会長のもと盛大に開催された。本会は、50カ国から623名のドクター登録とスタッフ登録合わせ799名の参加者> があった。15日はDr.Wiechmann(Germany)とJLOAの総会で講演していただいたDr.R.K.Hong(Korea)両先生によるプレコングレスコースか行われた。

16日は開会式の後、小谷田仁先生の講演からスタートし、広俊明先生、布川隆三先生、宇津照久先生の講演と、ORTHODONTIC HAPPY HOURには居波徹先生、広俊明先生が、またESLOのactive member申請の症例展示に日本からは4名のドクター(今 政宏、小澤奏、高田、相澤一郎)が提出し、全員合格した。ポスター展示には中川学先生らが展示を行った。

17日はJLOA会長の居波徹先生が「"Kaizen"(improvement)of Bio-technology in the Lingual Practice.」の演題で講演を行い本大会のベストスピーチ賞を受賞された。同日は他に隅田能英先生、松野功先生らが講演を、TABLE CLINICSでは広俊明先生がプレゼンテーションを行った。また両日を通し、居波徹先生、小谷田仁先生、松野功先生、布川隆三先生、広俊明先生が各レクチャーの座長を務められた。

各国のリンガル矯正をリードする先生方の熱い講演により、最新のリンガルテクニック、メカニクス、ラボワークなどの知識を深めることのできた有意義な二日間であった。大会最終日には、会場から船で移動し、盛大にGALA DINNERが行なわれ、各国の先生方と親睦を深める事ができた。

次回のESLOは、2008年フランス カンヌにて行なわれる予定です。
http://www.eslo2008.com/

JLOA例会& Dr.フィリオンコース開催される

コース受講者の先生方とフィリオン先生

去る2005年11月22日から24日の3日間千代田区平河町にある全共連ビル大会議場にて日本舌側矯正歯科学会(JLOA)主催:Dr.Didier Fillion(WSLO会長)のリンガル矯正・タイポダントコースおよびアドバンスコースと2005年度JLOA例会が開催された。

フィリオン先生

第11回目となるフィリオンコースは今回より新しくSTbリンガルシステムを使用したコースとなり、従来からのKurzブラケットのコースとは全く内容を刷新したものとなった。1日目は概要とフォースシステムなどの講義を中心に進められ、2日目にはタイポダントを使用した実習と新しい治療症例が数多く報告され、コース参加者の大きな関心が寄せられた。

また、3日目のアドバンスコースでは、効果的な 前歯牽引法としてフリクションフリー・メカニクス の詳細なレクチャーがあり、舌側矯正のネクストステップの到来を感じさせた。KurzとSTbのブラケッ トにおける治療方法やメカニクスの相違点やミニ・インプラントを使用した前歯のリトラクションの方 法も紹介された。参加者からは多くの意見や質問が 出され、活発な討議が行われた。
そのほか、会員か ら症例報告も行われDr.フィリオンからの適確な コメントがあり、日常の臨床に役立つ有意義なコースとなった。

居波会長とパーティーにて

サーティフィケート授与式

隅田副会長とフィリオン先生

コース受講者の先生とフィリオン先生を囲んでの懇親パーティーが同 松屋サロンで行われ,楽しいひとときを過ごした。また、その中で受講者にはフィリオン先生から直接、サーティフィケートが手渡され記念撮影も行われた。

アドバンスコース&例会

『最新の 舌側矯正』に続き、会員発表として三題の発 表や研究発表があった。それぞれ会員による 相澤一郎先生(東京)の「ガミースマイルを呈するAngle・級叢生症例」、中川 学先生(大阪)の「舌側矯正治療の正貌の変化‐リンガルで小顔になる!?」、松野 功先生(東京)の「治療の能率化をどうするか」という貴重な発表をいただいた。

また、例年は総会で行われる会員による症例展示の発表もされ、盛会にて2005年度のフィリオンコースと日本舌側矯正歯科学会例会が終了した。次回の日本舌側矯正歯科学会(JLOA)の総会は3月21日(祝)大阪にて開催の予定となっている。



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